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  1. ビデオグラファーのための(持ち込み)結婚式撮影マニュアル vol.6

    2020/06/07

    その他

    こんにちは。

    都内では新型コロナウイルス感染者が増加傾向となり、「東京アラート」なるものが発令されましたね。

    「まだまだ気を引き締めてください!」てことなのだと思うのですが、具体的に何がどうなるのかイマイチわかりません…(´・ω・`)

     

    ということで(何が?)、披露宴撮影も後半に突入!

    中座中にバッテリー交換やカード残量などしっかりチェックして臨みましょう!

    披露宴(後半)

    進路新婦が中座している間、会場は歓談の時間となります。

    このタイミングが唯一少し休憩できるタイミングになりますので、水分補給やお手洗いなど済ませてしまいましょう。

    また、前述のようにバッテリーなどのチェックも重要です。

    特に前半が押し気味だったりしている場合、後半は各イベントの間をあまり取らずに進行することがあります。

    プログラム全体と実際の進行状況を確認しつつ、後半の進行に備えましょう。


    中座中に行われることが多いイベントとしては上映物(プロフィール動画等)が挙げられます。

    スクリーンが降りてくるタイミングで撮影スタンバイに入るとスムーズかと思います。


    また、記録撮影の場合はこの歓談中にゲストコメントを撮影することも多いです。

    明るく笑顔でゲストにお声がけするようにしてください。

     

    再入場

    新郎新婦がお色直しをしての再入場となります。

    会場にもよりますが、一度目の入場口とは異なる場所から入場する場合もありますので事前にしっかり確認しておきましょう。

    また、入場導線については一度高砂まで歩き、着席してから次のイベントに進行する場合と、高砂には着かずにそのままキャンドルサービスや各卓写真でラウンドする場合があります。

     

    ゲストによる余興

    このプログラムは内容が多岐に渡るため一概に説明することは難しいのですが、よく行われるものをいくつか例として挙げてみることとします。

    歌、演奏系

    1人~数名での歌や楽器演奏などの披露になります。

    会場内にスペースが設けられ、そこでイベントが行われることが多いので、演者さん全員が収まるポジションから撮影してください。

    サブカメラの設置については、広角で演者全員または演奏を聴いている新郎新婦の2ショットを押さえておくとよいと思います。

    また、記録撮影の場合はもちろんですが、エンドロール撮影の場合でもできるだけサブカメラなどで演奏全部を残すようにできるとよりよいですね。


    テーブルスピーチ系

    司会者が各ゲストのところまで行き、新郎新婦との関係性やエピソードなどを引き出すインタビューとなります。

    ここで注意したいのは話者がどの方向を向いて話すのかを計算したポジション取りです。

    ゲストや話の内容によっては新郎新婦の方を向いて話すのか、他のゲスト(会場全体)に向けて話すのかが異なる場合があります。

    インタビューが始まったらポジション変更が難しくなりますので、それぞれの位置関係を把握して話者の顔が撮影できるポジションを判断することが大切です。


    ダンス系

    前述の歌、演奏系と内容は近いのですが、ダンス系の特徴は入場や退場シーンも演出に含まれることが多い点が大きく異なります。

    構成としては、下記のようなケースが多いです。

    1. 音楽スタート
    2. 扉より演者入場
    3. 挨拶またはそのままダンス
    4. 記念撮影
    5. 音楽とともに退場

    特に記録撮影では音楽の出だしから収録しなければならないので、司会者のアナウンスを良く聴いてスタンバイしてください。

    また、ダンス系の場合は用意されたスペースだけではなく高砂や会場全体を使う場合も多くなります。

    そうした場合でも落ち着いてフォローできるポジション取りが重要となります。

    デジタル一眼レフでの撮影の場合は、ズーミングが難しくなりますので、事前に使用するレンズやサブカメラ設置の位置などをプランニングしておく必要があります。

    上映系

    ゲスト制作ビデオの上映となります。

    新郎新婦の馴れ初めを再現したものや、同僚や友人などのお祝いコメント集、学生時代の部活仲間などによるフォトムービーなどが代表的な物になります。

    ここでのポジション取りは、スクリーンはもちろんですが観賞している新郎新婦の様子も撮れる位置を探してください。

    中座中のプロフィール映像とは異なり、新郎新婦が初めて目にする内容のことが多いため、映像を観ているときのリアクションも非常に豊かなものになります。

    映像中にサプライズが仕込まれている場合も多く、特に新婦が涙する場面も少なくありません。


    また、上映の前後でゲストがコメントを述べることもありますので、そうしたシーンも収録するようにしてください。

     

    新婦手紙朗読・記念品および花束贈呈

    余興後、歓談を挟んだ後で祝電披露となり、新婦の手紙朗読へと続きます。

    タイミングとしては各ゲストへデザート後のコーヒーが供される頃を目安とし、スタンバイしてください。

    手紙朗読のシーンでは言うまでもなく新婦と新婦両親が最優先の被写体です。

    ゲストが手紙朗読を聴いている画はリクエストのない限り撮る必要はありません。

    ここでは新婦の手紙を聴いて感情が高まっていく新婦両親にフォーカスしてください。

    手紙の読み始めは新婦、中盤から後半にかけて新婦両親をメインに撮影していくのが良いと思います。

     

    ここで!非常に重要な注意点です!

     

    通常、新婦の手紙朗読のシーンでは両家両親が横並びに並ぶのですが、新婦両親の2ショットを撮る段階になって、

     

    「あれ…新婦の両親てどっちだっけ…」

    ということが起こりがちです。

    結果、「新郎両親の2ショット撮ってた…orz」などということがないように十分に気を付けてください。

    経験が浅いうちは撮影することに必死になりがちです。

    挙式の段階から「あの方が新婦のお父様で、あの方が…」というように意識的に撮影するようにしましょう。

     

    手紙朗読後、MCが入り記念品や花束の準備になりますのでこのタイミングで新郎新婦両親の近くに移動します。

    この時、スチルカメラマンとポジションが被ることがありますので注意してください。

    手紙に入る前にコミュニケーションを取ってお互いのポジション確認ができればベストです。


    記念品および花束贈呈は、新郎新婦が歩き出すシーンから撮り始め、贈呈シーンまで一連で撮影しましょう。

    このシーンでは贈呈後に両親と新郎新婦とが抱き合うことも多く、クライマックスの画となりやすいですのでしっかりと撮影してください。

     

    謝辞

    記念品および花束贈呈の後は、両家代表(主に新郎父)謝辞、新郎謝辞と続きます。

    特に注意点はありませんが、披露宴最後のスピーチとなりますので気を緩めることなくしっかりと撮影してください。

     

    新郎新婦退場

    謝辞後は新郎新婦退場となります。

    退場は謝辞位置からそのままお開き口へ退場する場合と、会場全体をラウンドしてから退場する場合があります。

    いずれの場合でも広角でのスケール感のある引き画がふさわしいので、新郎謝辞が終わり拍手が起きているタイミングで移動し、構図を整えてください。

     

    ---

     

    以上で披露宴終了(お披楽喜)までの撮影となります。

    この後は送賓シーンやゲストおよび親族コメント、また新郎新婦のコメント撮り等を必要に応じて撮影してください。

    また、各ウェディングアイテムなどの物撮りや装花、花束などを撮影する最後のチャンスでもあります。

    撮影ミスやシーン転換などの編集時インサート映像として撮影しておくことも頭に入れておいてください。

     

    人生最大のイベントと言っても過言ではない結婚式。

    やり直しのできない撮影ですので、しっかりと事前準備を整えあらゆるケースを想定して臨んでいただければと思います。

     

    そして、皆さんの撮った映像が結婚式の感動を何年たっても色褪せることのない作品になる一助となれば大変幸いです。

    最後までお読みいただきありがとうございました!<(_ _)>