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  1. ビデオグラファーのための(持ち込み)結婚式撮影マニュアル vol.4

    2020/05/18

    その他

    こんにちは。

    新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

    ちょこちょこと書いている結婚式撮影マニュアル、今回は人前式と神前式についてです!

     

    人前式

    人前式(じんぜんしき、ひとまえしき)とは、文字通り人(列席者)の前で結婚の誓いを立てる結婚式のことです。

    そのためキリスト式や神前式のように特定の宗教を気にする必要がなく、決まった形式もありませんので、比較的カジュアルでオリジナルな挙式内容になることが特徴です。

     

    ここで、「決まった形式がなく、オリジナルな内容にしやすい」ということは、当然ながらひとつひとつの挙式内容が全て異なる、ということです。

    そのため、プログラム内容をしっかり確認しておき、どのような動きとポジションで撮影したらよいかを事前に把握しておく必要があります。


    人前式の流れ

    前述のように、人前式はオリジナルな内容にアレンジしやすいため、ここで紹介する流れはあくまで一例となります。

    1.新郎新婦入場
     ↓
    2.開会宣言
     ↓
    3.誓いの言葉
     ↓
    4.指輪の交換
     ↓
    5.ウェディングキス
     ↓
    6.結婚証明書にサイン
     ↓
    7.結婚の承認
     ↓
    8.退場

     

    人前式でもっとも特徴的なのは、入場後のほとんどのプログラムを列席者側を向いて執り行う、という点です。

    そのため、入場途中のタイミングで扉付近に移動し、以降はほぼその位置から撮影を進めるということを頭に入れておきましょう。

    新郎新婦入場の途中で移動するのがポイント

     

    よく行われる演出

    立会人代表による結婚の承認

    列席者全員が結婚式の立会人となるのですが、その中の友人や両親に代表していただき結婚証明書にサインをしたり、セレモニーの手伝いをしていただきます。

    多くの場合、代表者は前に進み出てセレモニーに参加しますが、まれに自席で起立するのみの場合もありますので注意が必要です。

    ダーズンローズ

    新郎入場時に行われることの多い演出です。

    新郎が一人で入場する際に、ヴァージンロード側の12人の列席者にそれぞれバラを1輪ずつ持ってもらい、一人ずつ新郎に手渡します。

    新郎はそのバラをブーケにまとめ、次に入場してくる新婦に手渡すという流れになります。

    リングリレー

    結婚指輪の交換の際、新郎新婦それぞれのゲストが結婚指輪を1本のリボンを通し伝いながら前方の新郎新婦へリレーする演出です。

    新婦父とのウォーキング

    キリスト式同様に、新婦が新婦父と共にヴァージンロードを歩き、途中で新郎にバトンタッチするという演出です。

    この場合はバトンタッチ後、新郎新婦がふたりで歩み始めたタイミングで後方扉付近に移動するのがよいでしょう。


    人前式は讃美歌や祝祷などがありませんので、所要時間が短い傾向にあります。

    記録撮影の場合は扉付近に移動後はほぼ同じポジションでの落ち着いた撮影ですので問題ありませんが、エンドロール撮影では列席者の表情なども撮影するためかなり移動を伴います。

    そのためアレコレと慌ただしくしていると会場内で非常に目立ちますので、常に先読みしながら冷静に撮影できるように心がけましょう。

     

    神前式

    神前式(しんぜんしき)とは、文字通り神社の神殿にて行われる結婚式になります。

    日本古来の伝統的なスタイルで、多くのホテルや結婚式場でも神前式用の神殿が併設されていますので、神社でなくても神前式を挙げることが可能です。


    この神前式では、写真やビデオ撮影時の立ち位置や撮影禁止場面等の制約がある場合がほとんどですので、できる限り事前に注意事項を確認しておきましょう。


    神前式の流れ

    1.参進の儀

    2.入場

    3.修祓の儀

    4.祝詞奏上の儀

    5.誓盃の儀(三々九度)

    6.指輪の交換

    7.誓詞奏上

    8.玉串拝礼

    9.神楽奉納

    10.親族盃の儀

    11.斎主挨拶

    12.退場


    この中で、3.修祓の儀および4.祝詞奏上の儀については撮影禁止となっている場合が多いです。

    厳格なところですと、カメラの電源も切るように指示される場合もあります。

    この儀式においては撮影を止め、列席者の方々同様に低頭するようにしましょう。

     

    また、神社によっては本尊にカメラを向けること自体が禁止となる場合もあります。

    神前式はキリスト式や人前式に比べ、「神事」としての側面が強いのでこうしたこともよく事前に確認しておきましょう。

    神前式の基本的な撮影ポジション

     

    神前式は人前式とは逆に、新郎新婦が内容をアレンジする余地はほとんどありません。

    厳かな雰囲気の中、粛々と進められていき、各儀式の間も比較的ありますので、落ち着いてじっくりと撮影してください。

    また、三々九度や親族盃の儀など、巫女さんが列席者の間を行き来する場面がいくつかありますので、導線を妨げないように注意してください。

     

    いかがでしょうか。

    キリスト式に続いて、人前式と神前式の撮影について書いてみました。

     

    さあ、挙式の後は披露宴の撮影です!

    次回に続きます!